2017年05月17日

【備忘録】DELL PowerEdge T130にCentOS 7をインストールし、QEMU/KVM上の仮想マシンにWindows Server 2016 Essentialsをインストールする

題名の通りなんですが、主に自分のために備忘録として残しておきます。
もしかすると他の人の役に立つかもしれませんし…。
当然いろいろとインターネットを検索したわけですが、意外に同じことをやっている人は少ないようです。
また最近のLinuxディストリビューションはinitがsystemdになったりネットワーク関連の設定方法が大きく変わったりしているので、古い記事はあまりあてになりません。
そんなわけで、ご参考になれば。

ハードウェアはこんな感じのスペックで、DELLから新規購入しました。
CPU: Intel Xeon E3-1220 v5 3.0GHz
Memory: 8GB
Storage: Enterprise SATA 1TB 7200rpm x 2, Hardware RAID 1 (PERC H330 RAID Controller)
Network: Onboard GbE Dual Port (BCM5720)
メモリーは16GBくらいにしておけばよかったかも。

OSはCentOS 7にしました。

私はかなり強固なDebian派なんですが、DELLのマシンはRAIDコントローラーとオンボードEthernetコントローラーが特殊なのでDebianではかなり苦労するという事前情報があり、泣く泣くあきらめました。
まあ最近はディストリビューションによる違いもだいぶ少なくなっているそうですし…。
CentOSは、DELLで正式にサポートされているRHELのクローンという位置づけなので、たぶん大丈夫でしょう。

電源を入れ、F10を押してLifecycle Controllerに入り、OSの導入画面で「Any Other Operating Systems」を選択してCentOS 7のDVDを挿入すると、OSのインストールが始まります。
ベース環境としては「仮想化ホスト」を選択。アドオンは「仮想化ツール」を選択。
無事にインストールが終了し、再起動後、懸念していたRAIDやEthernetも認識された状態でCentOSが立ち上がりました。
コマンドプロンプトが表示されたら、rootでログイン。
とりあえず、パッケージを最新の状態に更新。
# yum update
グラフィカル環境を使いたいので、X11とGNOMEデスクトップをインストール。
# yum groupinstall x11
# yum groupinstall gnome-desktop
仮想化関係のツールをインストール。
# yum install virt-manager
# yum install virt-installer
# yum install virt-viewer
仮想マシンのパフォーマンスを最適化したいので、仮想ディスクはファイルではなく論理ボリュームにマッピングします。そのための論理ボリュームを作成。
# lvcreate -L 64G -n vm1 vg0
仮想マシンは外部との通信が自由にできるようにしたいので、ブリッジを作成します。こんな感じ。
# nmcli connection add type bridge ifname br0 con-name br0
# nmcli connection modify br0 ipv4.method manual ipv4.addresses "192.168.1.7/24"
# nmcli connection modify br0 ipv4.gateway "192.168.1.254"
# nmcli connection modify br0 ipv4.dns "192.168.1.254"
# nmcli connection modify br0 ipv4.dns-search "mydomain.jp"
# nmcli connection modify br0 stp FALSE
# nmcli connection add type bridge-slave ifname em1 con-name em1-br0 master br0
# nmcli connection delete em1
ここで一度リブート。

ログインプロンプトが表示されたら、一般ユーザでログインします。そして
$ systemctl start graphical.target
とするとGNOMEデスクトップが立ち上がります。
(起動時にgdmが表示されるようにするには
$ sudo ln -sf /usr/lib/systemd/system/graphical.target /etc/systemd/system/default.target
とする)

おっといけない、忘れるところだった。
さっき作成したbr0という名前のブリッジを、QEMUに認識してもらう必要があります。
そのため
$ sudoedit /etc/qemu-kvm/bridge.conf
として、このファイルの末尾に以下の行を追加します。
allow br0
これでネットワークの準備は完了。

先ほども書いたようにパフォーマンスを最適化したいので、仮想マシンのディスクやネットワークにはVirtIOドライバを使います。しかしWindowsのインストールメディアにはVirtIOドライバが含まれていないので(当然ですね)どこかからドライバを持ってくる必要があります。
実はRHELにはvirtio-winというパッケージが用意されているらしいのですが、CentOSにはありません(まあ、これも当然ですね、OSSではなくなってしまいますから…)。
Linux KVMプロジェクトにはWindows VirtIO Driversのソースがありますが、ディジタル署名されていないと64bitのWindowsのドライバとしては使えません。これは個人ユーザにとってはかなりの難題です。
ところが、なぜかFedoraでは公式パッケージには含まれていないものの、ディジタル署名済みのドライバが配布されているので、これを使います。
まず.repoファイルをインストール。
$ sudo wget https://fedorapeople.org/groups/virt/virtio-win/virtio-win.repo -O /etc/yum.repos.d/virtio-win.repo
そしてvirtio-winパッケージをインストール。
$ sudo yum install virtio-win
これで、/usr/share/virtio-win/ディレクトリにVirtIOドライバのISOイメージとVFDイメージが入りました。

さて、いよいよ仮想マシンのインストールです。
仮想化マシンマネージャを使えばGUIでインストールできるのですが、どうも仮想ディスクの論理ボリュームへのマッピングがサポートされていないようなので、virt-installコマンドを使ってCLIでインストールします。
いろいろと試行錯誤したのですが、最終的に以下のようにしてうまく行きました。(行が途切れて表示されているかもしれませんが、これ全体を1行のコマンドとして入力します)
$ sudo virt-install \
--name vm1 \
--vcpus=1 \
--ram 2048 \
--os-variant=win2k12r2 \
--disk path=/dev/vg0/vm1,bus=virtio \
--network bridge=br0,model=virtio \
--graphics spice \
--disk path=/usr/share/virtio-win/virtio-win_amd64.vfd,device=floppy \
--cdrom ~/Downloads/ja_windows_server_2016_essentials_x64_dvd_9720931.iso
virt-installのマニュアルを見れば意味は大体わかると思うのですが、いくつか補足説明しておきます。
まず--os-variantですが、
$ osinfo-query os
としてもWindows Server 2016に相当するエントリが表示されなかったので、最も近いであろうと思われるWindows Server 2012 R2を指定しました。
--network bridge=br0,model=virtioは、先ほど作成したブリッジbr0にネットワークを接続する、という意味です。
--disk path=/usr/share/virtio-win/virtio-win_amd64.vfd,device=floppyは、先ほどインストールしたWindows用virtioドライバの入ったVFDイメージをフロッピーディスクとしてマウントしています。最初はISOイメージをCDROMとしてマウントしようと試みたのですが、どうやらvirt-installはCDROMを1ドライブしか認識してくれないみたいだったので、フロッピーを使うことにしました。

すべてうまく行っていれば、仮想マシンビューアが立ち上がり、Windows Server 2016 Essentialsのインストール画面が表示されるはずです。
ハードディスクの選択の画面で「ディスクがない」と警告が出ますが、あわてず騒がず「ドライバーの読み込み」をクリックすれば、VFDイメージに含まれるドライバの一覧が表示されます。ここから、Windows Server 2016用のEthernetとSCSIのドライバを選択し(Ctrlを押しながらクリックすると複数選択できます)、「次へ」をクリックすると無事インストールが進行するはずです。

ここまで来てしまえば、あとは通常の実マシンへのWindows Serverのインストールと同じ手順ですね。
うまく行きますように!
posted by ぽそこし at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月16日

【コントラクトブリッジ】トランプ・クー

ちょうど1年ぶりのブリッジの記事です。(^^;)
今年も10月15日(土)に仙台秋リジョナル(チーム戦)、16日(日)に河北新報社杯(ペア戦)が開催され、無事に両日とも終了したところです。
ご来場いただいた方々、どうもありがとうございました。
私は今回、チーム戦もペア戦もパッとしない成績だったのですが、ペア戦でトランプ・クーして6Sをメイクするというめったにない経験をしましたので、それだけでもう満足してます…。

めったにないことなので、ちょっと自慢させてください。(*^-^*)
私はNに座っていました。

河北新報社杯1st Session
Board #6, EW Vul, Dealer E
A J 10 7 4
A Q J 6 3
A Q
K
Q 9 8 6 N

 W     -      E 

S
2
8 5 4 K 10 7
K 8 10 9 7 5 4
Q J 6 3 9 5 4 2
K 5 3
9 2
J 6 3 2
A 10 8 7

ビッドは参考にならないので省略。
とにかく、コントラクトはNの6Sになり、Eから10のオープニングリードが来ました。
でき目の薄いスラムですが、行ってしまったからには何とかして作るしかありません。
ダミーからスモールを引くと、WからKが出てくるのでAで勝ちます。
ダミーへのエントリーが少ないので(いま改めて考えてみたら、K→Aというエントリーも一応ありましたね)、Kをアンブロックしてから、その貴重なエントリーKでダミーにわたり、Aのもとにスモールを捨ててから、スモールを引いてハンドのJでフィネス。
ここで、良いニュースと悪いニュースが明らかになります。
良いニュースは、フィネスが効いたこと。
悪いニュースは、Eがショウアウトしたこと。
トランプの4-1ブレイクが判明したのでもう一度ダミーに入ってトランプを引きたいのですが、確実なエントリーはありません。
ラフでダミーに入れる可能性はありますが、それでダミーの最後のトランプを使ってしまうので、もはやフィネスはできません。
状況はかなり絶望的ですが、こんな時に使えるかもしれないテクニックがあります。それがトランプ・クーです。
要はダミーからウィナーをリードして、Wにラフせざるを得ない状況を作り出し、実質的にフィネスしたのと同じ効果を得るわけです。
幸い、ダミーにはJというウィナーがあります。また、ダミーに入るためのエントリーも、(確実ではないですが)さっき言ったラフがあります。
なかなかいい線を行っているように見えますが、実はここで問題が1つあります。
実はもう一つの条件として、WとNのトランプの枚数が同じでないといけないのです。
トランプを2回刈っていますから、Wのトランプは2枚、Nのトランプは3枚あります。
何かをラフしてNのトランプを1枚減らさないといけませんが、そのためにダミーに入るエントリはありません。そのためにハートラフを使ってしまうわけにはいきませんから。
ということは、オポーネントに協力してもらう必要があることになります。
Qをキャッシュしてから、Aを取り、Qを出してEのKに勝たせます。 すると目論見通り、Eはをリードしてくれました!
(ここででなく、をリードしたEを責めることはできないと思います。一見してが一番安全そうに見えますし、私も同じ立場だったらをリードしていたでしょう…)
をハンドでラフし、をダミーの最後のトランプでラフすると以下のポジションとなります。
A 10        
J
Q 9     N

 W     -      E 

S
無関係
Q
J 6
10

ここでダミー(S)からJを引くと、Wはお手上げです。
ラフするとオーバーラフされてトランプを刈り切られ、残り全部勝たれてしまうので、一縷の望みをかけてQをディスカードするしかありません。当然のことながら、NはここでJをディスカードします。
しかし続けてダミーからを引かれると、もうWのハンドにはトランプしか残っていないのでラフせざるを得ず、6Sができてしまうのです。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
来年もまたお会いしましょう!
posted by ぽそこし at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | コントラクトブリッジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月18日

【備忘録】Windows Server 2008 R2でシステムパーティションの空き容量を増やす

うちは未だにWindows Server 2008 R2を使っているのですが、一昨日あたりから自動バックアップが失敗していることに気づきました。調べてみると、システムパーティション(Cドライブ)の容量が不足しているためシャドウコピーの作成が失敗しているようです。200MBくらいしか空きがない状態でした。

ここでクライアントマシンであれば、ゴミ箱を空にするとか「ディスクのクリーンアップ」をするとか、いろいろと手はあるのですが、サーバーマシンだと基本的にゴミ箱には何も入っていませんし、ディスクのクリーンアップツールはデフォルトではインストールされていません。オプション機能パックとかいうものをインストールすれば使えるようになるらしいのですが、ディスク容量がひっ迫しているのに新しいソフトをインストールするのも矛盾しているような気がします。

なんとか空き容量をねん出する方法がないかなーと思って検索してみたら、下記のブログがヒットしました。(ありがとうございます!)
くま同盟コンピュータLab「Windows Server 2008 R2でCドライブの空きを増やすもう一つの方法」

ここに書いてある通り、「dism.exe /online /Cleanup-Image /spsuperseded」というコマンドを入力すると、3GBほどの容量のねん出に成功しました!

20160618DISM2.png

ただ、めちゃくちゃ時間がかかったのと、このコマンド自体が一時ファイルを作るらしく、実行中に逆に空き容量が減って行ってしまうので、異常終了してしまうのではないかと気が気ではありませんでした…(結果的には、うまく行きましたけど)。

どのくらい時間がかかったかというと、プログレスパーが100%になるまでに30分以上、そこからコマンド終了まで45分くらいかかりました。(プログレスバーの意味ないじゃん!>マイクロソフト)
おかげで、今日のその後の予定が全部潰れてしまいました…。(-_-;)

これだけ苦労しても3GBしか空かないのですから、最初からシステムパーティションに大きめの容量を割り当てるに越したことはありませんね。
このマシンのインストール時には余裕を持ったつもりでシステムパーティションには32GBを割り当てていたのですが、今後は64GBくらい割り当てておくことにしよう…。
posted by ぽそこし at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月19日

【コントラクトブリッジ】河北新報社杯、無事終了

10月18日(土)は仙台リジョナル、19日(日)は河北新報社杯でした。
両日ともに天気に恵まれ、特に河北新報社杯は35テーブルという史上最高のご参加をいただき、(多少のトラブルはありましたが)大盛況のうちに無事終了いたしました。
私は昨年に引き続き広島ブリッジクラブのお仲間に入れていただき、河北新報社杯ではフライトBで3位という好成績を収めることができました。フライトBの1位も広島のペアでしたし、遠路はるばる来ていただいた甲斐があったのではないかと思います。
また昔懐かしい方々にもお会いすることができ、大変楽しい2日間でした。

ハンドのほうもいろいろ面白いものがありまして、アフターブリッジの席で話が弾んだのですが、そこでは(たぶん)話題にならなかったハンドをご紹介したいと思います。

河北新報社杯2nd Session
Board #13, Both Vul, Dealer N
Q 7 2
9
10 9 6 3 2
K Q 9 3
K 8 6 5 3 N

 W     +      E 

S
9
K 5 4 A Q J 10 8 7 6
A K 8 J 4
A 2 J 8 4
A J 10 4
3 2
Q 7 5
10 7 6 5
NESW
P 3H*1 P 4H
//
*1:Normal preemptive

私はEに座っていて、セカンドハンドで3Hのプリエンプティブビッド。
7コントロールもあるパートナーは、さすがに4Hへレイズ。
クラブリードが来なかったのでダミーのスペードスートのエスタブリッシュが間に合い、ハンドのクラブが2枚処分できたので6メイクして、34点満点中28.5点のマッチポイントがもらえました。
ゆっくりビッドしていればスラムに行く人もかなりいるだろうと思うのですが、トラベリングを見てみたところ、ほとんどの人が4Hをプレイしていたようです。 いわゆる「パートナーをプリエンプト」してしまったのは、私だけではなかったんですね…。
その中で、1ペアだけ6Hをビッド&メイクしていた人たちがいました。
ペア番号を調べてみると、どうやら仙台のペアらしいので、今度会った時にどういうビッドで行けたのか、ぜひ聞いてみようと思います。

今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
来年もまたお会いしましょう!
posted by ぽそこし at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コントラクトブリッジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月04日

昨日の第1回仙台SRR&ペア戦

昨日10月3日、第1回の仙台SRR&ペア戦が5チームで行われました。
首都圏ではおなじみの試合形式ですが、仙台では初めてです。
今後も定着して行けばいいなと思っていますので、近隣の方々のご参加をよろしくお願いいたします。
ちなみに次回は来年の2月13日(土)を予定しています。

成績のほうは真ん中ぐらいだったのですが、ちょっと面白いハンドがあったのでご報告します。
私がWに座っていて、以下の手が配られました。ディーラーはEで、EとSはパスです。
A K Q J x
Q x
Q x
A K J x
22点ありますが、2Cオープンするほどの手ではないので1Sオープンしたところ、以下のようにビッドが進みました。
NESW
P P 1S
P P 2H 3C
3H 3S 4H ?

どうしますか?
私はダブルしました。パートナーにはトリックは期待できませんが、22点持っていてオポーネントにゲームがある確率は低いと思ったからです。
ハンドレコードがないのですが、全体は確かこんな感じでした。

Both Vul, Dealer E
x x
A x x
J 10 x x
Q x x x
A K Q J x N

 W     +      E 

S
x x x x
Q x x
Q x x x x x
A K J x x x x x
x x
K J x x x x x
A K x
x
O.L. A

ご覧のとおり、ダブルダミーでは4SXが簡単にメイクします。
実際のプレイではベストディフェンスに対して4メイクするのはかなり難しそうですが、アホな私はスペードAを取った後クラブをK、Aと取ろうとしてSにラフされ、クラブQでスペードのルーザーを捨てられて5メイクされそうになったのですが、ダイヤモンドをフィネスされたのでQが取れ、ジャストメイクでした。

いやー、22点持っていてもゲームがないどころか、オポーネントにゲームができることもあるんですねえ…。
posted by ぽそこし at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | コントラクトブリッジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする