2013年09月13日

Google Translator Toolkitに勝手に翻訳メモリを書き換えられた!

Googleが公開している数多くのツールの中に、Google Translator Toolkitというものがあります。
もちろん機密性のある文書の翻訳に使うことはできませんが、公開されている文書の翻訳には便利なので私も時々使っていました。

ところが先日、翻訳途中の文書を開いてみると、翻訳メモリの内容が勝手に書き換えられていることがわかりました。

翻訳メモリとは、原文と翻訳文とを対比したデータベースです。
いわゆる「翻訳ツール」というもの(Google Translator Toolkitもその一種です)では、この翻訳メモリを使って、以前翻訳したことのある文章が出てくるとその翻訳文を提示してくれます。全く同じでなくても、例えば70%一致したものを提示してくれたりもするので、それを適当に修正すれば翻訳文ができ上がるわけです。技術文書のように、似たような文章が何度も出てくるような場合には、非常に便利な機能です。

つまり、翻訳メモリには私が今まで行った翻訳作業のノウハウが、すべて詰まっているわけです。
それが勝手に書き換えられていた……どれだけ私が怒りを感じているか、想像していただけますか?

具体的に私が気が付いた点としては、私は「protocol」という英単語をほぼ必ず「プロトコル」と訳すのですが、これが全部「プロトコール」に書き換わっていたのです。
外務省のお役人ならともかく、ネットワーク技術に関する文書で「プロトコール」なんて訳語を使うわけがありません。

もちろん、Googleには抗議のメッセージを投げましたが、全く音沙汰がありません。
無視して、そんなことはなかったことにするつもりなのでしょう。

Googleへの不信感は最近とみに高まっていましたが、この件で決定的となりました。
ユーザから預かったデータを、勝手に書き換えて知らんぷりしているのです。
何が「Don't be evil」だ。ふざけるな!
posted by ぽそこし at 18:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日は長時間の運転ありがとうございました。
おかげさまで楽しくみちのくブリッジ大会に参加することができました。

Googleに関する以下のような記事を見ると、利用については注意する必要があるなあ、と思ってしまいます。

Googleがカリフォルニア在住のGmailユーザーに「適切な広告を人々に届けることを理由にしてGmailを読んでいる」と訴えられた件において、原告側は「Googleの行為がプライバシー侵害法に違反している」とサンホセで開かれた法廷審問で主張しましたが、Googleは「サービスを維持するためにもGmailを今後も読み続けるという姿勢を崩さない」と反論しました。
Posted by konnok at 2013年09月16日 08:33
konnokさま:
いえいえ、こちらこそありがとうございます。
みなさんとの親睦も深められましたし、これで名実ともに仙台BCの一員となったような気がいたします。

Googleの件は、特にメールサーバなどは管理がたいへんなことはわかっていますし、そういうサービスを何の対価もなしに提供するわけはないので、まあ勝手に読まれるのはしょうがないと思いますし、それは覚悟して機密性のあるデータは置かないようにしているのですが、勝手に書き換えられるというのはまた別の話だと思います。
Posted by ぽそこし at 2013年09月16日 19:16
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